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映画「君の名は。」の続編と解説

※映画ネタバレを含みますので、ネタバレをやめたい方はブラウザをそっ閉じ(そっと閉じる)してください。

 

 新海 誠監督の映画「君の名は。」を劇場にてやっと見てきました。

一言で言うと・・・面白いですね。

 

 この映画の世界感の入り方というか、楽しみ方はその世界の主人公(滝)に直接感情移入するのでなく、ヒロイン(三葉)に恋心や親のような感情を持ってしまいます。実際に三葉はかわいい。

その結果、主人公である滝頑張ってくれと!応援するような楽しみ方なんですね。

ラストは2人は物語お決まりの再会を果たすわけですが、応援している感情なのでこれ以外のラストは認められないなとそう思うわけです。

 

 

映画本編の感想です。

この映画を面白くさせている構成は、

「男女の入れ替わり」←アニメではありきたりな手法

「好きになったヒロインの命が危ない」←アニメではありきたりな手法

ここまでは至ってありきたりな手法です。

 

そこに単体ではありきたりな手法である

「タイムスリップという概念」←アニメではありきたりな手法

を加えることによって新しさを出しています。

 実は男女が入れ替わっただけじゃなくて、時空列もズレてました!的な手法をミックスさせ、それをアニオタだけが見れるんじゃなくて、アニメを普段見ない人にも見やすい物語にする為にキャッチーに仕上げました!

 そりゃ売れますよね。ミックスさせて面白いんだもの。

映画よくわからんかったなんて感想もTwitterなどでは聞きますけど、わからないのは

「入れ替わり」×「タイムスリップ」

が混合されてるからだと思います。この点に気をつければわからないことはないかと。

 

 あと、見ている視聴者が男女どちらでも感情移入できるように滝と三葉ともに主人公であり、ストーリーを偏ることなく散らしていますね。

 ここらへんのやりかたも上手いというか。

 

 よくTwitterなんかに身体が入れ替わった時に、日付見てたら3年前って気づくよね。おかしいよね。なんて聞きますが、滝くんや三葉たちは身体が入れ替わったら記憶が曖昧になるのです。だからおかしいということはない。

 この設定って最強ですよね。まぁ細かいこと気にすんなってことです。

 

 

続編はどうなる?

さて、この物語の続編ですが、今後も作られることはないでしょう。

 たとえ、続編が作られることになったとしても再会を果たした2人の恋なんて至って普通のストーリー展開でしょうし、ありきたりで面白くないものにしかならないからです。

 

本編の描ききれていない話は読める

 続編ではないのですが、君の名は。のアナザーサイドストーリーとして書籍が出ています。

 文庫版の方は売り切れです。急いでいる方は予約をするか、売り切れのないKindle版を購入するかですね。 僕はすぐ読みたかったのでKindle版を購入しました。

追記)既に在庫のほうがAmazonで復活してますね。

 

このアナザーサイドストーリーは、映画では描ききれていない部分を補完するものです。

 映画見てて不思議に思いませんでしたか?こういった身体が入れ替わる系のアニメって、入れ替わった時の感情の描写や行動を描くのが当たり前ですが、そういったことは映画の中ではバッサリとカットされています。

 そういったことがこの本ではストーリーで描かれています。

この本は4話で構成されています。

 

1話目が【ブラジャーに関する一考察】三葉の中に入った滝くん目線

  身体の入れ替わりが起こって滝くん目線でストーリーが進んでいた時、三葉の体にはいった滝くんはどうやってすごしていたのか。

  滝くんは三葉の身体に入れ替わった時、しきりに胸を揉んでいましたがその時の心情がこの本を読むと理解できます。決してスケベ心ではないです。

 

 

2話目が【スクラップ・アンド・ビルド】テッシーこと勅使河原の目線

 映画ではテッシーの活躍ありきのストーリーでしたね。

 映画のラストでテッシーと早耶香が東京のカフェで結婚式の話をしている、それを主人公の滝くんが見るけど記憶がないのでわからないといった描写がありました。

アナザーサイドの本では、この二人の恋の物語のきっかけのようなことが描かれています。

 テッシーは三葉のことが好きなのか?と言われると実は、昔は好きだったこともあったのだけど物語中はそういった好きの感情ではありません。また別の感情なのですが、それは本を読んで確認してみましょう。

 

3話目が【アースバウンド】妹の四葉目線

 妹目線で描かれています。すまない、最後まで読んでないんだ。

追記)ようやく読みました。 面白いんで、特に解説はしません。

 

4話目が【あなたが結んだもの】父である宮水俊樹目線

 この章の始まりは三葉が父の宮水俊樹に避難のお願いをしに来た時の父の目線から始まります。そして、回想が始まり三葉の母である二葉の出会いから妻(三葉の母)が亡くなって家を出て行く過程などが詳しく描かれています。

なぜ町長になったのかなど全て理解できます。

  このなかで、宮水神社の信仰に関する背景が描かれていますが、これがかなり面白い。

 他の3話よりも圧倒的に力をかけて書かれています。必読です。

 

 

 こんな感じで本編のストーリーとは直接関係のない話かもしれませんが、人にはその決断に至るまでの経験や考えがあります。

 作中のキャラクターのなぜ、あの人はそんな行動をとったのか?に至るまでの考えがわかるので、気になるかたは購入されるのがよいかと思います。

ちなみに、小説形式です。

 

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